女性ならではの生きづらさを和らげるために

いよいよ6月も終わり、ということは今年もいよいよ折り返しの地点を迎えました。

この半年、みなさまはいかがお過ごしでしたでしょうか。

 

さて、最近、厚生労働省が企業に対し、管理職に占める女性の比率を公表するよう義務付ける方向で検討している、という報道がありました。

日本においてまだまだ課題は多くありますが、世界的なジェンダー平等への機運や国の施策が後押しとなり、女性活躍推進の流れはさらにその速さを増しているように思います。

 

一方で、女性には結婚、妊娠、出産、育児、家族の介護など、多くのライフイベントを迎える可能性があり、仕事と育児・介護の両立や、身近な人について悩むケースも少なくありません。

 

さらに、月経前症候群(PMS)、妊娠中や出産後の気分障害(いわゆるマタニティ・ブルー)、更年期の不安・うつなどの精神症状など、女性の場合はほぼ一生を通じてホルモンの影響があることで、メンタルヘルスの不調に陥りやすくなっています。

 

カウンセリングを受けに来られる女性のなかには、

「わけもなく涙が出てくる」

「結婚して幸せなはずなのに、気持ちが塞ぎがちになる」

「育児や介護で疲れてしまった」

「更年期の症状をなかなか周囲に分かってもらえずつらい」

「身近な家族のことで心配なことがある」

といった方も多くいらっしゃいます。

 

決してその人自身が弱いということではなく、上述のように女性ならではの生きづらさがあります。

具体的なご自身のお悩みはもちろんのこと、周囲の方に関する心配事や、こころのメンテナンス、メンタルヘルス不調の予防にも、ぜひカウンセリングをお役立ていただけたらと思います。

 

 

【文章作成】

オンラインカウンセリング ひまふく相談ルーム

 担当カウンセラー 西田 直子